明らかに不健康
こないだまで、明らかに不健康でした。毎晩、酔っ払うまでお酒を飲んで、本能のおもむくままにポテチをたいらげ、そのまま寝ても、お酒が抜けた3時頃に目が覚めたら、朝まで眠れない。翌朝睡眠不足でふらふらな状態で出勤するも、夕方には体調が戻り、お酒を楽しみに家に帰る。当然体重は増える一方。
健康診断の腹囲測定でお腹を引っ込めては、力を抜いてと怒られ、健診結果で再健診を指導されます。
資格試験の勉強をするも、酔っ払いには記憶力はない。そもそも寝たときのことすら覚えていないこともたびたびのていたらく。勉強のためにと少し酒量を控えてだらだら問題集に取り組んでも、効果はほとんどなし。
お酒こそ、諸悪の根源じゃね?
父は62歳で脳出血で倒れました
父もお酒が好きな人でした。父が倒れた年齢まであと12年です。親戚に会うときまって父に似てきたと言われます。
性格が遺伝するか、いろいろな説があると思いますが、性格も遺伝子の影響を受ける以上、遺伝するでしょう。体質は当然引き継いでるので、私は何かを変えないともうすぐ脳出血をわずらう可能性が高い。だから、決心しました。
お酒をやめる
一生やめるかどうかは分かりませんが、ベスト体重の65キロに落とすまではやめてみることにしました。でも、やめられるのか。これまで何度も挑戦してきて、そのたびに三日坊主を繰り返してきました。10年ほど前、無理な減量で10キロほど体重を落としたときでさえ、お酒はやめなかった。どうやったらやめられるのか。
パワーワードをとなえる
答え(救い)はKindle Unlimitedにありました。とくまる著 ”楽断酒セミナー:~無理なく簡単、楽にお酒をやめられる~【禁酒】【断酒】【依存症克服】 Kindle版”を読んで、自分のパワーワードを設定しました。
”俺には酒は必要ない”
何度も何度も心の中でパワーワードを繰り返します。最初の数日は何度もお酒を飲みたいという誘惑がやってきましたが、その度に何十回も繰り返しました。そうしながら、お酒を断って一週間を過ぎる頃には目覚めは良くなり、夜中に起きることもなく、目に見えて体調が良くなったのを感じます。それにともない、お酒の誘惑も感じなくなりました。
ついでに早寝早起き
一日気を張って働いたので、お酒を飲まないと寝られない、というのはうそです。少なくとも私にはうそでした。お酒を飲まないと、毎日決まった時間に眠くなります。私は5時半に起きるのですが、12時頃寝て5時半に起きていましたので今思えば、慢性的な睡眠不足でした。
お酒を抜いたら、22時頃眠くなるのでそのタイミングで寝ることにしました。ポテチをつまみにお酒を飲みながら記憶に残らないテレビを見ている時間を睡眠時間に切り替えたのです。
睡眠不足を解消すると、いいことばっかり
- 目覚めがよい
- 肩こりが解消した
- ドカ食いしなくなった
- 昼間眠くならない
- 夕食後、寝るまでの間勉強できる
- 朝、仕事までの間勉強できる
- そして、何より元気でいられる
- 悟りに近づけたかも知れない(イライラがへった気がする)
早寝早起きは、いいことばっかりです。
このいきおいで、痩せてみよう
やっと本題に入ります。お酒を抜いた効果に、ドカ食いが無くなったというのがあります。お酒が満腹中枢をまひさせていたのだと思います。お酒を飲まずに食事をすると、適量を食べた時点で満腹感を感じることができます。
でも、人類にはもうひとつ敵がいます。糖質です。この時点で断酒ができていた私はその自信を勇気に変えて、糖質もやめてみることにしました。
糖質は強敵です。お酒が私にとって必要ない、と言う考えは腹落ちしていました。でも、糖質については、腹落ちまでは行っていませんでしたので、腹落ちする必要がありました。そこで糖質制限や認知バイアスに関する本を何冊も読み勉強しました。
- 脳は糖質をすごく好むが、人という生き物は、糖質がなくてもなんら困らない
- 人類が誕生して進化した環境ではそのほとんどの期間で、糖質はめったに手に入らない貴重で栄養価の高いごちそうであった
- そのため脳は糖質を追い求める。そして人類には、糖質の取り過ぎを防止するための専用の仕組みは装備されていない
- そして糖質はあまり体に良くない
- 歴史的に食料生産(=穀物つまり糖質)は文明誕生の条件であったため、人類の記憶には炭水化物は必要という強烈なバイアスがかかっている。(遺伝子もそう言っている)
私の健康のために最適な判断は、糖質をやめることであると確信を持つことができました。
糖質オフの食事をだれがつくるのだ!
糖質オフで一番大変なのは、食べるものを毎日どうやって準備するかです。自分で準備をはじめても、毎日のことで面倒になり、そこを誘惑につけこまれて挫折してしまっていました。
でも、今回は違いました。お酒をやめているおかげで、ドカ食いをしなくなっていました。家内が作ってくれる食事から炭水化物をよけた分でちょうど良くなりました。たまに足りないと感じたときは、酢ピーナツを食べています。お酒を抜かずに糖質オフというのが、無理な話であったわけです。
パン、ご飯のいずれも朝食と言えば糖質中心です。なので朝食には牛乳で溶かしたプロテインをとることにして、浮いた時間分、出社する時間を早めました。職場近くのコンビニでコーヒーを買って、始業までの1時間、勉強するようになりました。
現在、月あたり1~2キロぐらい体重が落ちています。当初と比べて減るペースはすこし遅くなりましたが、それでもあと1~2ヶ月で目標の65キロまで落ちると思います。大学生の頃、体重は60キロくらいでしたので、筋肉量的にはそのくらいになるのだと思いますが、ガリガリなのも良くなさそうなので、65キロまで体重が落ちたら、キープする方法を考えたいと思います。
2年間、65キロをキープしたら、ダイエット成功宣言したいと思います