表計算

表計算のすすめ(5)割り勘精算をしてみよう

表計算を使えるようになったので実生活に役立つ割り勘の精算を計算してみましょう。
よくあるシーンとして、Aさん、Bさん、Cさんの3人で1泊2日でドライブ旅行に行った時の割り勘の精算の計算をしましょう。

それぞれの支出は以下の通り

Aさん
高速代(ETC)   15000円
旅館予約(前払) 45000円
ガソリン代    4800円

Bさん
ランチ代     4500円
旅館支払     8200円
小籠包       960円

Cさん
博物館入館料   2700円

では、グーグルスプレッドシートにこれらの数字を入れていきましょう。

つぎに、Aさん、Bさん、Cさんそれぞれの支払の合計を計算しましょう。使うのは、SUM関数です。

そして、一人あたりの金額を計算し、それぞれが払った金額との差額を計算。
緑で囲った部分が精算額です。

最後に、数字に、3桁ごとにカンマをいれて、小数点以下は表示しないようにします。

数字の入っているセルを選択して、以下の手順で選択します。


完成です。ですが、ここに表計算の落とし穴が待ち構えています。

1人当たり27,053円を3倍すると、81,159円です。1円足りません。1円ずれていると経理部は許してくれません。
むかし、ロシア向けの送金をしたとき、現地は納税で1ルーブル(1.2円ぐらい)の補助通貨であるカペイカは切り捨てる習慣があるそうなのです。そのせいで私の計算との間に4カペイカ(当時のレートでも0.06円)の齟齬が発生してしまいました。涙をのんで、私が顛末書を提出して雑益で処理してもらいました。

次回は、この1円未満の齟齬を理由に、経理部に伝票を突き返されないようにする方法をご説明します。

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