在留資格

法改正の勉強にGemini Deep Researchを使ってみた

士業にとって、法改正への対応は仕事の根幹である。知らなかったでは済まされない。

社労士会や行政書士会では定期的に法改正の勉強会が開催されているし、各会のホームページやYouTubeにも解説動画が充実している。ありがたい環境だと思う。ただ、使ってみると、いくつか気になることがある。

まず、扱われるテーマが自分の関心とずれることがある。勉強会のテーマは参加者全体を対象に設定されるので、私が今まさに知りたい分野にピンポイントで当たるとは限らない。次に、ウェブ上の解説記事については、内容が不正確だったり、古い情報が更新されないまま残っていたりする可能性がゼロではない。発信者の善意は疑わないが、一次情報との照合なしに鵜呑みにするのは、士業として少し怖い。

そこでGeminiのDeep Research機能にかけた。

今回調べたのは在留資格に関する法改正である。育成就労制度の創設をはじめ、近年の改正は論点が多く、全体像を把握するだけでも相当な時間がかかる分野だ。テーマを指定してレポートを作成してもらったところ、最近の主要な論点を体系的に整理することができた。手前味噌ではあるが、これまでの勉強方法と比べて、理解の深まり方がまるで違った。

もちろん、AIの出力をそのまま正解とは扱わない。一次情報にあたって確認する作業は残る。ただ、その確認作業に入る前の地図として、Deep Researchのレポートは非常に有用だと感じた。

使う使わないは個人の自由である。ただ、これだけ情報量が多く、改正サイクルも速い時代に、使わないという選択はリスクでしかないと私は思っている。

法改正のキャッチアップに悩んでいる同業の方がいれば、一度試してみる価値はあると思う。

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